期末テスト直前になって、数名の生徒が“へんたい”しているのが見ていてよくわかります。“へんたい”とは、もちろん、“変態”のことで、元の姿から形や状態が変わることです。つまり、テスト期間中に“やる気モード”へスイッチが入ったことによって、生徒の見た目が普段の姿と一変してしまうのです。変態のことを、メタモルフォーゼといいますが、私は、これを略し、“メタモ”(メタボではありません。)とこれから呼ぼうと思います。それで、“変態する”ときのことを“メタモる”と呼ぶようにし、できるだけたくさんの生徒に「メタモれ~」ってエールを送っていこうと思います。生徒たちが、「今、僕は(私は)幼虫ではなく、完全にサナギと化している!」というような“変態意識”を持ったときには、想像以上の力を発揮します。それは、見ていてわかります。「この生徒がここまでやるんだ!」というサプライズを与えてくれます。この瞬間が、教師冥利に尽きる瞬間なのです。
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