間違いない塾選びに必要なこと♪

 もうすぐ冬休みに入りますが、今、お子さんをどこかの塾へ通わせている、又は冬休みからどこかの塾へ通わすことを検討されている保護者の方々に、今日は是非知っておいてもらいたい『間違いない塾選び』についてお話させていただこうと思います。

 講習のチラシなどを目にするとさまざまな塾側のウリが目に入ってきますよね。講習費用や学力のレベル、さらには合格校の実績や通塾する環境のことであったり…。このような様々な情報の中から自分の子供にとってどこがベストなのかという総合的判断をされるというのが一般的でしょうが、『間違いない塾選び』をするうえでどうしても押さえておいていただきたいポイントというのがあります。

 それは、塾側の【コンサルティング能力】についてです。カタカナ言葉から難しいイメージを抱かれるかもしれませんがどうしてもこれを外すわけにはいけません。入塾前に、適切な子供の学力診断をすることによりその先の学習カリキュラムを合理的に組み立てることが可能になり、その後の進捗についてもしっかりとマネジメントしていくことが出来るのです。その点に関して塾側にノウハウがなかったり、担当講師に能力がなかったりすると「せっかく子供を通わせたのになぜか成績が上がらない!」という結果になりかねません。要は、塾側の【コンサルティング能力】が子供の成績が上がるかどうかの一番のカギを握っているというわけです。よく、「最初に入塾テストをします!」という塾がありますが、テストをしてこの点数ならこのクラスとかこのグループで学習するという振り分けのためだけならそれは、コンサルティングとは似て非なるのものです。テストの後に保護者と面談するといった塾でも結果表を見て単に点数が上がった下がった、で「次の目標を書いてください!」のみの繰り返しをしているようでは先ほどと同じです。子供に真の力を身につけたければ適切なコンサルティングが不可欠なのです。今の時代には日常の様々なことから生じるメンタル的なフォローも必要となる場合もあるでしょう。苦手教科を克服するということなら、どのようなやり方がその子にとってベストでどのように計画を当てていくかも一人一人によって違いがあり、それを分析していく力が塾側に問われるのです。

 チラシを見られたり、周りの評判などから判断されるのは客観的判断です。これのみではハズレとまではいかなくても、マッチングする確信を入塾時に得ることにはなりません。あとの成績が上がるか上がらないかは子供任せになってしまいます。そこで、保護者の方には塾に話を聞きに行かれたときに、必ず、客観的情報以外の塾の持つ【コンサルティング能力】について判断をしていただきたいと思うのです。それには次の2つのことを頭に置きながら話を聞かれるとよいでしょう。1つ目が、『子供の成績からどのような問題が見えてくるのか?』それから2つ目が、『その成績に対しどのような学習計画を立てそれをどう遂行していくのか?』です。これは塾の学習方針という部分にもつながりますが、この2つのことを面談できちんと担当者から聞くことで、ようやく誤りのない判断が出来るというわけです。「保護者も見る目が必要ですよ!」ということが言いたいのですがおわかりいただけますでしょうか。

 ちなみに、ALL for ONE では、これら一連のことを塾長である私がすべて受け持ちます。今後、当たり前になるであろう学習スタイル『アダプティブ・ラーニング』の一環としてわたくしの塾では取り入れ実践しております。会社などでは、経営コンサルタントという専門家がハイレベルのスキルを駆使し会社の業績を上げる役割を担うわけですが、これからは、生徒一人ひとりにも適切なコンサルティングが求められるようになる時代だと私は感じています。どんな優れた講師がいるのかではありません。講師が自分の子供に何をしてくれるかなのです。

 あと冬休みまで2週間を切りましたが、冬期講習を迎えるにあたり是非このことをしっかり頭に入れておいていただきたいと思います。