「才能は伸ばすのではなく温かく見守る!」
このような思いでお子様と接してあげると関係性も良くなり親子のコミュニケーションもスムーズにいくようになると私は思います。
スポーツでも習い事でもなんでもそうですが、この子のココはいいところ、と思うとつい親心としては何とかしてそこをもっと伸ばしてやりたいと思うものです。
でも、そこに親が介入すればするほど子供が思うように伸びていかないことのほうが多いのです。
子供への期待が親の達成感になっていたり、発破のかけ過ぎで子供の潜在能力が引き出されなくなってしまっているときは特に注意が必要です。大抵は、子供の顔を見ればわかりますが、こういったときは、親があまり介入せず遠くの方から見守っているだけの方がいいのです。
人は、元々、生を受けてこの世に生まれてきた時点で誰しもが何らかの才能を持っています。英語では"gift"という言い方をします。ようは授かっているのです。"talent"という単語も遣いますがこれはどちらかというと努力して磨いていって身に付けたという感じです。
この gift や talent といったものは、それ自身を応援してやることが一番効果的なのです。子供の野球などに関して言えば、「優勝しろ!」とかそういったことよりも野球の面白さを心底感じている姿を子供に見せることの方が大事なのです。
応援してやると潜在意識が動き出します。「やれー!」といった命令ではうんともすんとも言わなかった意識がアイコンタクトや優しいほほ笑みといったものでパッと目を覚ますのです。素直になることで、繋がっていなかった奥深くの部分で共鳴し合え自分から動き出す行動が生まれるのです。
したがって、育ち盛りの子供を持つ親御さんは日常の生活の中でなるべく子供との距離感というものを考え接していかれるべきでしょう。「この子には才能が溢れている!」という目で見ることが出来ればけっして「ああしなさい!」「こうしてはダメ!」「もっとやらないと!」という言葉も控えることが出来るはずです。「なんかお母さん変わったな~」と少し思い始めたらそれがきっかけと思って頑張ってください。厚い氷が解け始め潜在意識に思いが届くようになります。そうなるとほんとうに自分の子供が頼もしく見えてくるでしょう。やがては、自分の自己肯定感を上げることにもつながります。
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